「メルセデス・ベンツの先代GLCクラス『X253』とGLBクラス『X247』前期型のどっちがお得?」
「中古車販売店でのGLCやGLBの選び方を知りたい」
このようにメルセデス・ベンツのSUV選びで悩んでいませんか。
先代GLCクラス「X253」とGLBクラス「X247」前期型は、ともにメルセデス・ベンツの本格SUVです。しかし特徴や中古車相場などが違うため、予算や希望に合わせて選びましょう。
X253とX247前期型についてそれぞれの特徴や違い、選び方を解説します。
弊社は関東最大級のメルセデス・ベンツ専門店です。GLCクラスやGLBクラスに限らず、さまざまなモデルをお得な価格で購入できます。買いたい車がある方は、お気軽にお問い合わせください。
GLCクラス「X253」は街乗り向きのSUV

先代GLCクラス「X253」は、街乗りに合うSUVとして中古車市場で人気です。全長4,660mm×全幅1,890mm×全高1,645mmは、日本の交通事情に適したサイズです。
通勤や子どもの送り迎えに使いやすいだけでなく、駐車場も停めやすいといえます。
運転支援技術も当時最先端のものを使っているので、安心して走らせられます。一例としてX253には部分自動運転が採用されており、車の周囲のほとんどを検知するセンサーで働く仕組みです。
以上からドライバーは、長距離運転時のストレス軽減を期待できます。そのため通勤から旅行まで役立つ一台です。
GLBクラス「X247」前期型は悪路走破性と扱いやすさを両立

GLBクラス「X247」前期型は、2020年6月から2023年11月まで発売されていました。2023年11月のマイナーチェンジ以降のモデルは、後期型と呼ばれます。
「ゲレンデヴァーゲン」の異名を持つGクラスを参考にしていて、スクエアなシルエットやハイレベルな悪路走破性などが特徴です。そのためキャンプやマリンスポーツなどのアウトドアにふさわしいといえます。
GLBクラスはGLCクラスと比べて、オフローダーの性格を強めています。一方で小回りの利きやすいボディサイズのため、市街地でも走りこなせる設計です。
メルセデス・ベンツのSUVのなかでも重厚感のあるボディですが、取り回しの良さにも定評があります。
GLCクラス「X253」とGLBクラス「X247」前期型の違い

先代GLCクラス「X253」とGLBクラス「X247」前期型は似たイメージです。しかしサイズや走行性能などが違うので、各ポイントからどちらが優勢か比べてみましょう。
X253とX247の違いについて、以下で4点を解説します。
室内空間の広さはX253、頭上の余裕ならX247が優勢
サイズを比較したところ、X253は全長と全幅などが上回っている一方、X247は全高に余裕があります。
X253(GLC200スポーツ) | X247(GLB200d 4MATIC) | |
全長 | 4,670mm | 4,640mm |
全幅 | 1,890mm | 1,835mm |
全高 | 1,645mm | 1,700mm |
ホイールベース | 2,875mm | 2,830mm |
X253はX247より全長が30mm、全幅が55mm広くなっています。ホイールベースも45mm長いため、余裕のある室内空間です。
一方でX247は全高の数値がX253を上回っているため、頭上の高さから開放感を覚えられます。
全長と全幅が少ない分、窮屈に感じる方がいるかもしれません。しかしサイズが小さくまとまっているぶん、路地の走行や駐車場での停車はしやすいといえます。
X253の方が走行性能で上回る
走行性能を比較すると、X253の方がハイパワーです。
X253(GLC200スポーツ) | X247(GLB200d 4MATIC) | |
エンジン | 直列4気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHCICディーゼルターボ |
排気量 | 1,991cc | 1,949cc |
最高出力 | 184PS(135kW)/5,500rpm | 150PS(110kW)/3,400~4,400rpm |
最大トルク | 300Nm(30.6kgm)/1,200~4,000rpm | 320Nm(32.6kgm)/1,400~3,200rpm |
X253の最高出力は、X247より34PS大きいといえます。そのため加速力やスピード感を味わいやすいモデルです。ただしトルクはX247の方がわずかに上回っています。
それでもX253は、X247より少ない排気量ながら大きな出力なので、ハイパフォーマンスを期待できます。
燃費ではX247が優勢
燃費を比較したところ、X247がX253を上回っています。
X253(GLC200スポーツ) | X247(GLB200d 4MATIC) | |
燃費(JC08モード) | 13.5km/L | 17.9km/L |
タンク容量 | 66L | 60L |
最長航続距離 | 891km | 1,074km |
JC08モードの基準で、X247は1Lあたりの燃費がX253より4.4km長いといえます。タンク容量は少なめですが、満タンで走れる距離は1,000km超えです。
給油の頻度を抑え、維持費の節約にこだわるなら、X247に注目しましょう。購入だけでなく、管理時のコストを考えながら、買うべき車種を見極めてください。
中古車市場の相場ではX253がお得
中古車市場の相場は、X253がお得です。
X253 | X247 | |
新車価格 | 597万~977万円 | 512万~815万円 |
中古車価格 | 145万~633万円 | 298.7万~818万円 |
X253は中古車価格帯が低いため、予算を抑えながらの厳選が可能です。200万円台前半で絞っても、状態の良いモデルを見つけやすいといえます。
一方でX247は初代が現行であるため、中古車相場も高めです。2022年式までの前期型なら、比較的価格を抑えられる可能性もありますが、それでも300万~400万円台は想定しなければなりません。
先代GLCクラス「X253」とGLBクラス「X247」前期型のどちらを選ぶべきか?

X253とX247前期型で迷っているなら、正しい選び方を押さえましょう。安さや性能、燃費など、ドライバーが中古車を選ぶ理由はさまざまです。優先するポイントを考えれば、選ぶべき車種がわかります。
ここでは最適な車種の決め方を2つ紹介します。
安くて性能の高いモデルなら200万円台前半のX253が狙い目
X253は、安さと性能のバランスを求めるドライバーにオススメです。
中古車価格の観点から見ると、X253は200万円台前半で入手できます。低予算でSUVを手に入れるなら、先代GLCクラスが選択肢です。
またX253は最高出力がX247前期型を上回っています。先代モデルながら、2020年発売のX247前期型にパワーで勝っているため、現行モデルに劣らぬ走りを期待できます。
走行性能で中古SUVを選ぶなら、コストパフォーマンスの高いX253に注目してください。
予算に余裕があり燃費にこだわるなら300万円台後半のX247前期型
ある程度予算に余裕があり、燃費の優れたモデルを選ぶなら、300万円台後半のX247前期型を検討してみましょう。
燃費の優れたSUVは、長期的な維持費を節約できる可能性があります。満タンで走れる距離が長く、給油の頻度を少なくできるからです。
マイナーチェンジ前の前期型なら、X247でも300万円台後半から狙えます。予算や性能、装備などのバランスを考えながら、購入を判断しましょう。
まとめ

先代GLCクラス「X253」は街乗り向きのSUVで、走行性能や居住性などが優れています。現行の一代前なので、安く手に入れやすいのもポイントです。
GLBクラス「X247」前期型は取り回しの良さが特徴で、燃費も優秀です。価格帯はX253より高めですが、アウトドアから通勤まで幅広く使いこなせます。
このようにX253とX247前期型には、多くの相違点があります。ドライバーによってオススメの車種が違うので性能や装備、試乗の感触などから最適な一台を選びましょう。
メルセデスベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルでは、通算取り扱い台数10,000台の豊富な実績とノウハウで、メンテナンスをサポートいたします。
ベンツについて不調や故障など、気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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