「メルセデス・ベンツのコンパクトモデルがほしいけど、先代Aクラスと先代GLAクラスではどっちがお得?」
「コンパクトカーとSUVのどちらが使いやすいか知りたい」
このように、メルセデス・ベンツの中古コンパクトモデルで迷う方もいるでしょう。
先代Aクラス「W176」と先代GLAクラス「X156」は、ともにコンパクトなサイズ感が特徴です。
一方で前者はハッチバック、後者はSUVと特徴が違うため、用途に合わせて車種を選びましょう。さまざまな違いを調べれば、本当に使いやすいモデルがわかります。
今回はW176とX156を徹底比較し、カーライフに合った選び方を解説します。
弊社は関東最大級のメルセデス・ベンツ専門店です。AクラスやGLAクラスをはじめ、お得な値段で買えるモデルが目白押しです。購入を希望する方は、お気軽にお問い合わせください。
先代Aクラス「W176」の特徴

3代目Aクラスには「W176」の型番がついています。
2代目「W169」と比べて見た目がラグジュアリーになり、低重心化に加えて全幅も広がりました。サイズの違いは以下のとおりです。
W176(A180) | W169(A180) | |
全長 | 4,300mm | 3,885mm |
全幅 | 1,780mm | 1,765mm |
全長 | 1,435mm | 1,595mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,570mm |
このように各種サイズが拡大し、現代的なハッチバックらしいプロポーションに変わっています。
車内もドライバーや同乗者にやさしい環境です。ヘッドレスト一体型のスポーツシートで座り心地が良くなり、ダッシュボードも立体的なトリムなど、親しみやすい構造になりました。
レーダー型衝突警告システムのCPAや、レーダーセーフティパッケージなど、安全装備も充実しています。このようにAクラスは3代目にして、扱いやすいコンパクトカーに変貌しました。
先代GLAクラス「X156」の特徴

初代GLAクラス「X156」は、2014年に日本市場でデビューしました。メルセデス・ベンツのSUVのなかでは小型で、取り回しの良さが売りです。
たとえばGLA180は全高が1,505mmで、高さ1,500mmの機械式立体駐車場にも入ります。小さくまとまったサイズから、コンパクトカーのように扱いやすいといえます。
こちらにもヘッドレスト一体型のスポーツシートが設けられているように、スポーティなデザインも見られます。悪路走破性だけでなく、街乗りでの使いやすさや快適性も期待できるモデルです。
W176とX156の共通点をチェック

W176とX156はともにコンパクトモデルなので、いくつかの共通項があります。W176のA180、X156のGLA180を基準に比較すると、以下のポイントが同じです。
- エンジンは1,595ccのターボ
- 最高出力は90PS(122kW)、最高トルクは200Nm(20.4kgfm)
- 定員は5名で5ドア、シートは2列など
もともとX156は、Aクラス「W176」のプラットフォームをベースにしていました。そのためパワーユニットや定員などが共通しています。
X156のドライブフィーリングがコンパクトカーに似ているのも、プラットフォームの影響と考えられます。
W176とX156の違い

ハッチバックのW176と、SUVのX156では、さまざまな相違点があります。各種サイズや中古車価格相場などの観点から、4つの違いを解説します。
X156の方がゆとりのあるサイズ
サイズ感はSUVのX156の方がワイドです。全長や全幅などの違いを以下の表で確かめてください。
W176(A180) | X156(GLA180) | |
全長 | 4,300mm | 4,430mm |
全幅 | 1,780mm | 1,805mm |
全高 | 1,435mm | 1,505mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm |
ホイールベースは両モデル共通ですが、全長はX156の方が130mm上回っています。全幅は25mm、全高は70mm高い数値です。
SUVとしての使い勝手や居住性を優先した結果、X156はW176よりワイドに作られました。
W176は小さくまとまったぶん、コントロールしやすいといえます。一方でX156は長距離運転でくつろぎやすい仕様です。
最小回転半径はW176の方が優勢
最小回転半径はX156の5.7mに対し、W176が5.1mにとどまっています。ハッチバックのW176の方が、小回りが利きやすい仕様です。
最小回転半径の数値が小さいほど、ハンドリングがスムーズになりやすいといえます。ボディに余裕のあるX156より、W176の方が街乗りで使いやすい設計です。
中古車店で別々の車種を比べるときは、ハンドリングの性能に注目してください。サイズ感がコンパクトであるほど、狭い道や駐車場でコントロールしやすいからです。
荷室はX156の方が大きい
荷室はX156の方が大きいといえます。後部座席を立てた場合と、倒した場合の容量をそれぞれ比べてみました。
W176(A180) | X156(GLA180) | |
荷室容量(後部座席を立てた場合) | 341L | 421L |
荷室容量(後部座席を倒した場合) | 1,157L | 1,235L |
X156はSUVなので、通常時の荷室容量はW176より80L広い数字です。後部座席を倒したときの容量も78L上回っています。
買い物やアウトドアなどで、荷物をよく積み込む方もいるでしょう。その場合はSUVの方が、荷室を有効活用しやすいといえます。
中古車価格はW176の方がお得
中古車価格で比べると、ハッチバックのW176の方がお得です。
W176(A180) | X156(GLA180) | |
新車価格 | 284万~596万円 | 344万~549万円 |
中古車価格 | 41万~256万円 | 75万~348万円 |
新車と中古車ともに、ハッチバックのW176の方が低い価格帯です。こうした背景から、100万円台前半でも優れたモデルを入手しやすいといえます。
一方で状態の優れたX156を狙うなら、200万円前後の予算を想定しましょう。
W176とX156のどちらがおすすめ?選び方を解説

W176とX156のどちらがおすすめかは、ライフスタイルによって違います。価格や状態も考慮しながら、選ぶべきモデルを確かめてください。
メルセデス・ベンツのコンパクトモデルについて、2つの選び方を紹介します。
街乗りでよく使うならW176がおすすめ
街乗りでの使用がメインなら、ハッチバックのW176がおすすめです。X156よりサイズがまとまっていて、最小回転半径も小さいからです。
W176なら、狭い路地もスムーズに走れる可能性があります。駐車も比較的スムーズにできるほか、急カーブも曲がりやすい仕様です。
100万円台前半で買いやすい点からも、W176は日常使いにおすすめです。
アウトドアや買い物で活用するならX156に注目
アウトドアや買い物で有効活用するなら、X156がおすすめです。W176より大きなサイズと広い荷室なので、実用性が高いといえます。
X156は、コストパフォーマンスに優れたSUVとしておすすめです。GLCクラスだと中古でも200万円台中盤、GLBクラスでは400万円前後は想定しなければなりません。
しかし先代GLAクラスのX156なら200万円前後で狙えるうえ、小回りの利くSUVとして便利です。実用性と器用さ、安さを兼ね備えたモデルとして見逃せません。
まとめ

メルセデス・ベンツのW176とX156は、どちらもコンパクトモデルなので、コントロールしやすいといえます。
そのなかでもW176はサイズが小さくまとまっていて、街乗りで使いやすい一台です。対してX156は、取り回しの良さと実用性を両立しているため、SUVとしてはコストパフォーマンスに優れています。
各モデルの特徴を比較し、これからのカーライフに合う一台を見つけましょう。
メルセデスベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルでは、通算取り扱い台数10,000台の豊富な実績とノウハウで、メンテナンスをサポートいたします。
現在SUVラインナップ強化中となり、今ご紹介したモデルは当店にて比較検討が可能となります。
試乗して乗り味を体感していただくこともできるため、お気軽にお問い合わせお待ちしております。
