GLCの魅力とは?デザインや走行性能などからおすすめの人を解説

ベンツ比較

「GLCってどんなSUV?」

「デザインや性能などの特徴をチェックしたい」

このようにGLCが気になる人もいるでしょう。これはメルセデス・ベンツを代表するSUVで、力強い性能やビジュアルながら、どこか都会的な雰囲気も感じられます

GLCはアウトドアだけでなく、街乗りでも快適に乗りこなせる一台です。今回はその特徴について、他の車種との比較も交えながら解説します

記事の後半ではGLCに向いている人も紹介するので、これを読めば車の特徴がわかるとともに、自分に合うかも判断できます。

GLCの主な特徴

GLC200

GLCはSUVでありながら、高級感があってスポーティな見た目です。上質で快適なインテリアや安全装備などもあり、総合的なクオリティが高いといえます。GLCの4つの魅力を以下で見ていきましょう

SUVらしくもスポーティなデザイン

GLCはSUVらしい重厚な見た目ながら、スポーティな雰囲気も感じられます。運転席部分からリアにかけて、流麗なシルエットがあるからです。丸みのあるボディラインから、走りやすさを感じられます。

従来のSUVのイメージは力強さを表現するため、ボンネット以外の部分が角張っていることもあります。しかしGLCはそのような印象を感じさせず、高級セダンやクーペを意識したスタイリングです。

以上からメルセデス・ベンツはGLCを通して、新しいSUVのあり方を提案しています。

機能性と上質さを両立したインテリア

GLCのインテリアは、機能性と上質さを両立しています。ドアの内側やシート、インフォテインメントなど、各種パーツから品格を感じられます

家族で使うときは快適で、一人で運転するときは優雅な雰囲気を味わえる仕様です。

アンビエントライトもドライブを楽しむポイントです。これは車内照明の一種で、夜間に灯せば明るさを確保できるだけでなく、独特な雰囲気を演出できます。照明の色を変えれば、GLCの新しい魅力を引き出せるのもポイントです。

素材だけでなく機能性も重視したインテリアなので、充実したカーライフが期待できます。

初代から安全機能が充実している

GLCは2016年デビューなので、初代から安全機能が充実しています。2025年時点では、2代目の「X254」が発売されています。しかし初代のX253の発売時点から、メルセデス・ベンツは高レベルの安全性能に注力してきました

そのため中古モデルでも、安全運転支援技術のサポートを十分に受けられます。

たとえば歩行者や他の車と接触しそうになったら、状況次第で自動ブレーキが作動します。他にも車線キープや警告システムなどが使えるため、交通事故のリスクの軽減が可能です。

GLCを購入するときは、モデルごとの安全機能の内容から、どこまで事故対策ができるか確かめてみましょう

優れた乗り心地で快適なドライブを楽しめる

GLCの最後の特徴は、優れた乗り心地です。サスペンションシステムを適正化しているため、車内に振動が伝わりにくいといえます。路面の凹凸を吸収することから、長距離運転に適した仕上がりです。

またSUVらしく、車内空間にもゆとりがあります。同じブランドのなかでは、コンパクトモデルのGLAよりサイズが大きいからです。

居住性や足回りを見る限り、GLCはユーザーに優しいといえます。ドライバーだけでなく、家族や友人も快適に過ごせるモデルです。

GLCの中古車市場における状況

GLC200

GLCは中古車市場において、先代を中心に注目されています。新車市場では2代目の「X254」が販売中の一方、初代のX253もポテンシャルが高いモデルです。

これからX253を探せば、安くて良質なモデルを入手できる可能性があります。

X253の新車当時の価格は、597万~977万円でした。一方で2025年時点の中古車価格は、164万~618万円です。

200万円台前半の予算を用意しておけば、コストパフォーマンスの高い一台を探しやすくなります。とくにX253の前期型は、安さと機能のバランスが優れていて、ドライバーにとって狙い目です

中古GLCのおすすめモデルについては、以下の記事を参考にしてください。

GLCに乗るときの注意点

GLC200 運転席

GLCを実際に利用するなら、サイズの大きさに注意しなければいけません。乗降時や運転中に周囲のものにぶつかり、車を傷つけないようにしてください。ここでは2つの注意点を以下で解説します

サイズが大きいので乗降時は注意

GLCはSUVなので、乗降時の転倒やドアパンチなどに注意してください。ドアパンチとは、車のドアを開ける際に、周辺の物にぶつけて傷つけることです。

とくに駐車場で隣の車にドアをぶつけ、傷をつけた場合は、弁償を求められることがあります。

またSUVはセダンやコンパクトカーと比べて、最低地上高が高めです。子どもや高齢者の乗り降りでは、転倒してしまう可能性もあります。積み下ろし中の荷物をバンパーにぶつけ、傷がつくリスクにも要注意です。

SUVの最低地上高やサイズを踏まえ、乗降時は細心の注意を払いましょう。

GLAとの比較では小回りの面で劣勢

GLCはGLAと比べて、小回りの利きやすさで劣ります。先代GLCのX253と先代GLAのX156を例に、サイズの違いをまとめました。

GLC200(X253)GLA180(X156)
全長4,660mm4,430mm
全幅1,890mm1,805mm
全高1,645mm1,505mm
ホイールベース2,875mm2,700mm

GLCは全長や全幅、全高などがGLAを上回っています。サイズに余裕があるぶん、コーナリングや駐車をスムーズにやりにくいかもしれません

GLCは他のモデルと比べて、取り回しの面で劣ることがあります。狭い道や駐車場で十分に扱いこなせるか、よく考えましょう。

競合車との比較によるGLCの優位性

GLC200 後部座席

GLCには同じブランドから他のメーカーまで、さまざまな競合車種が存在します。各モデルと比べ、GLCがどの面で勝っているか確かめてみましょう

GLCと他モデルの比較なら、以下の記事も要チェックです。

GLAよりくつろぎやすい

GLAとの比較では、GLCの快適性がわかります。GLAよりサイズが大きいので、取り回しはしにくいものの、室内空間にはゆとりがあります。そのため長距離運転でも快適に過ごしやすい仕様です。

たとえば家族旅行やキャンプでは、長時間の移動が予想されます。室内空間が狭いと、ドライバーだけでなく同乗者もストレスが溜まりやすいといえます。

しかしGLCはゆとりがあるため、ある程度リラックスできる空間です。居住性の高いモデルを探すなら、GLCに注目してみましょう

GLBより都会的なデザイン

GLCのデザインは、GLBと比べて都会的なイメージが強いといえます。GLBは全体的に四角いボディで、SUVらしさが強調された見た目です。

全高もGLCより高く、オフロードでの走破性や車内でのくつろぎやすさを重視しています。

一方、GLCはどこか丸みを帯びたデザインです。セダンモデルであるCクラスがベースのため、街乗りのイメージを感じやすい見た目です

余裕のあるスペースからアウトドアにも使えますが、通勤や買い物などに使っても違和感がありません。

アウトドア志向に合わせたGLBに対し、GLCは日常生活で使いやすいタイプです。

GLCとGLBの比較については、こちらの記事も参考にしてください。

X3やQ5より小回りが利きやすい

BMW・X3やアウディ・Q5との比較では、GLCの小回りの利きやすさがわかります。以下で3車種のサイズを比べてみました。

GLC200(X253)X3 xDrive20d(F25)Q5 2.0 40 TDI quattro advanced(8R)
全長4,660mm4,720mm4,680mm
全幅1,890mm1,890mm1,900mm
全高1,645mm1,675mm1,665mm
ホイールベース2,875mm2,865mm2,825mm

GLCは、類似モデルのX3やQ5よりはコンパクトです。コーナリングは比較的スムーズで、高速道路でも走行安定性が期待できます。

他メーカーの競合車より乗りこなしやすいサイズ感が、GLCの強みです。

Q5より荷物を積み込みやすい

Q5と荷室容量で比べると、GLCは積み下ろしに便利なモデルです。こちらも以下の比較表をチェックしてください。

GLC200(X253)X3 xDrive20d(F25)Q5 2.0 40 TDI quattro advanced(8R)
荷室容量(リアシートを立てた場合)550L550L550L
荷室容量(リアシートを倒した場合)1,600L1,600L1,550L

リアシートを倒したときの荷室容量で、GLCとX3は互角です。しかしQ5との比較では、GLCが50L上回っています

キャンプや旅行、引越しで大量の荷物を積み込むとき、GLCの方がスペースを活かしやすいといえます。日常生活以外での使い道を考えているなら、なるべく荷室の広いモデルを探してみましょう。

GLCが合う人の特徴

GLC200

ここでは、GLCの運転に適した人を紹介します。日常生活での使い道や、車に対するこだわりなどを考え、GLCを有効活用できるか考えてみましょう。

日常生活のさまざまな場面で活用したい人

街乗りだけでなく、さまざまな場面でSUVを活用するなら、GLCが適しています。Cクラスがベースなので、一般の乗用車に近いデザインです。

そのため市街地を走っても、周囲の景色に溶け込みやすいといえます。

一方で全長や全幅、荷室容量などに余裕があるため、アウトドアにも最適です。2列目のシートを倒せば、キャンプやマリンスポーツなどの道具を積み込めることがあります。

スタイリッシュなデザインながら、SUVとしても便利なので、GLCはバランスの取れた一台です。

スポーティなSUVを探している人

スポーティなSUVを探している人にも、GLCが合います。一例として、先代のX253は2Lクラスのターボエンジンを備えています。このようにGLCは、SUVのなかでも強力なパワーを備えたモデルです。

デザインの面でも、スポーティな雰囲気を感じ取れます。スポーツセダンのように優雅なボディラインは、走りにこだわるドライバーの目を引くでしょう。

見た目だけでなく性能も申し分ないため、GLCは気ままなドライブにもふさわしいといえます。

家族のお出かけで快適に使いたい人

家族でよくお出かけをする人も、GLCが選択肢です。GLAと同じ5人乗りですが、全体的なサイズ感はGLCが広いといえます。

GLAはSUVのなかでも、コンパクトカーのような取り回しのしやすさが強みです。

一方でGLCは、ゆとりのある室内空間がポイントです。広々とした車内はくつろぎやすく、長距離の移動も気楽に過ごせます。

家族でのお出かけや旅行の思い出作りにも、GLCがふさわしいといえます。

安全機能の充実した中古車を探している人

安全機能が充実していて、安いSUVを探している方は、X253に注目してください。2016年発売の初代から、一定の安全機能が備わっているからです。

メルセデス・ベンツは「レーダーセーフティパッケージ」という安全技術を生み出し、2005年に世界で初めて実用化しました。GLCがデビューした2010年代半ばは、その安全技術が進化しています

中古車市場では、安全機能の充実したGLCを200万円台前半から狙えます。走行距離や状態も加味しながら、機能の優れたモデルを探してみましょう。

まとめ

GLCはCクラスがベースで、丸みのあるボディラインが特徴のSUVです。GLAよりサイズに余裕がある一方、GLBより都会的なイメージを押し出しています

他メーカーの競合車種と比べても、GLCは便利です。比較的取り回しがしやすく、荷物の積み下ろしもスムーズに行いやすいといえます。

中古車市場では、状態の良いGLCを200万円台前半から購入可能です。洗練された見た目と充実した機能があるため、今後もさまざまな人の日常に寄り添い続けるでしょう。

メルセデスベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルでは、通算取り扱い台数10,000台の豊富な実績とノウハウで、メンテナンスをサポートいたします。

現在SUVラインナップ強化中となり、今ご紹介したモデルは当店にて比較検討が可能となります。

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