メルセデス・ベンツGLCの便利なポイントは?Cクラスとの違いから解説

ベンツ比較

「GLCって何がすごいの?」

「Cクラスより優れているポイントを知りたい」

このようにGLCに関心を持つ方もいるでしょう。

GLCはメルセデス・ベンツを代表するSUVで、スポーティな見た目と力強い走行性能、快適な居住性などが特徴です。アウトドアだけでなく、普段使いでも便利なので、満足できるドライバーもいます。

今回はGLCの特徴や魅力について、Cクラスとの違いも交えながら解説します。記事の後半ではGLCにふさわしいドライバーのタイプも紹介するので、さまざまな魅力を確かめてください。

GLCとは?

GLC200

GLCは2015年にデビューしたSUVで、2016年には日本市場に投入されました。Cクラスをベースにしたプラットフォームで、扱いやすいサイズ感が特徴です。

なめらかなシルエットが魅力的で、高性能の乗用車らしさをアピールしています。

Cクラスでも見られるエレガントなデザインに、SUVの力強さが融合しました。フロント周辺は筋肉質な印象で、ワイドなボディや樹脂製のフェンダーアーチなどから重厚感がうかがえます。

以上からGLCは街乗りに適したSUVです。一方で雨天時やアウトドアなどでは、悪路を力強く走り抜けられます。

GLCの便利な特徴3つ

GLC200 ホイール

GLCには走行性能や運転のしやすさなど、さまざまな特徴があります。先進安全技術も充実しているため、誰もが安心して運転できます。ここでは3つのメリットを見ていきましょう。

路面状況を選ばない力強い走り

GLCは都会に合う印象ですが、路面状況を選ばずに走れます。スポーティな見た目をキープしながら、最低地上高を高めに設定しているからです。

たとえば都市部の走行ではコーナリングをしやすく、高速走行時の安定性も期待できます。街乗りを意識したなめらかなシルエットにより、空力が優れているからです。

さらに最低地上高を高くすることで、車体の底に障害物が当たりにくくなりました。こうした設計により、凹凸のある未舗装道路や急な坂道もスムーズに走り抜けやすいといえます。

多種多様な環境への適合性から、GLCは今後も注目される可能性があります。

着座位置が高く視界を確保しやすい

GLCの次の魅力は、ドライバーの視点が高いことです。着座位置を高くしているため、運転席からの見通しの良さがメリットです。

開けた視界のおかげで、コンパクトカーやセダンより走りやすく感じるドライバーもいます

GLCはワイドなボディを使っているため、フロントウインドウも大きく感じられます。

車高の低いセダンやスポーツカーだと、路地での運転や渋滞時は他車や建物などに囲まれ、圧迫感を覚えるかもしれません。しかしGLCはドライバーの視点に合う設計なので、ストレスの軽減に役立ちます。

先進安全装備で事故対策も安心できる

GLCの最後のポイントは、先進安全装備です。メルセデス・ベンツは1939年に衝突安全性の研究を始めて以来、同分野でハイレベルな技術を生み出してきました。

2010年代に発売された多くのモデルにも、多種多様な安全機能が盛り込まれています。

GLCもデビュー当初から、衝突被害軽減ブレーキやクルーズコントロールなど、さまざまな機能でドライバーをアシストできます。

そのため中古車市場では、新車と同じ機能のあるGLCが買えます。相場より安い価格で、安心できる車を買える可能性も、GLCの利点です。

GLCとCクラスの違い5つ

GLC200 2

GLCはSUVなので、Cクラスのセダンやステーションワゴンとはさまざまな違いがあります。サイズ感や積載能力などの観点から、GLCの独自性を確かめてみましょう

以下の記事では、GLCの競合SUVをチェックできます。

頭上の圧迫感はGLCの方が少ない

GLCはCクラスの各モデルと比べて、頭上の圧迫感が少ないといえます。たとえばGLC、Cクラスセダンおよびステーションワゴンの各先代モデルから、サイズの違いを比べてみましょう。

GLC200(X253)C180セダン(W205)C180ステーションワゴン(S205)
全長4,660mm4,690mm4,705mm
全幅1,890mm1,810mm1,810mm
全高1,645mm1,445mm1,460mm
ホイールベース2,875mm2,840mm2,840mm

GLCはCクラスと比べてサイズが大きいため、居住性の高さが期待できます。

とくに全高は1,600mm以上あるため、頭上の空間が広いことで、くつろぎやすく感じる方もいるでしょう。そのためドライバーだけでなく、同乗者も快適なドライブを楽しめます。

積載能力はGLCがセダンやステーションワゴンを上回る

GLCはSUVモデルなので、積載能力もCクラスの各モデルを上回ります。以下の表で、荷室の違いをチェックしてみてください。

リアシートを立てた状態リアシートを倒した状態
GLC200(X253)550L1,600L
C180セダン(W205)445L
C180ステーションワゴン(S205)470L1,490L

GLCはリアシートを倒した状態だと、ステーションワゴンより多くの荷物を積み込める可能性があります。またリアシートをそのままにしても、セダンやワゴンより荷室が広い仕組みです。

家族で暮らしている場合、買い物や旅行、行事などで多くの荷物が必要な場面もあります。普段から荷物の積み下ろしが多い場合、SUVタイプのGLCが便利です

GLCは最低地上高が高く悪路走破性に優れる

GLCは最低地上高が高いぶん、悪路走破性に優れています。

車種最低地上高
GLC200(X253)180mm
C180セダン(W205)130mm
C180ステーションワゴン(S205)130mm

ベースとなったCクラスと比べて、GLCは地面と車体の間隔に余裕があります。車高が高いモデルでは、走行時の安定性を不安視する方も少なくありません。

しかし実際は、濡れた道路や未舗装道路を走るとき、最低地上高の高さがメリットになります。車体の底をこすったり、飛来物が当たったりするリスクを抑えられるからです。

底面との接触リスクが少ないため、GLCは安全に走りやすいといえます

最小回転半径はGLCが大きいため入り組んだ路地に要注意

最小回転半径で比べると、GLCはCクラスより劣ります。数値の違いを以下で比べてください。

車種最小回転半径
GLC200(X253)5.6m
C180セダン(W205)5.1m
C180ステーションワゴン(S205)5.1m

最小回転半径が短いほど、小回りが利きやすいといえます。SUVはセダンやステーションワゴンより大柄なので、急カーブや駐車などを慎重にこなさなければなりません

GLCは他のSUVと比べたとき、車体が小さく感じることもあります。しかしCクラスとの比較では車高やホイールベースなどが長いぶん、取り回しにくさには要注意です。

GLCを選ぶときは、狭いスペースでの運転方法をよく考えましょう。

GLCはCクラスより重いため燃費に気をつけよう

GLCはSUVなので、Cクラスより車体が重い傾向です。そのため燃費にも注意しなければなりません

一般的に車体が重いほど、1Lあたりの走行距離が短くなりやすいといえます。重量や燃費について、GLCとCクラスの比較表を確かめてみてください。

車種車両重量燃費
GLC200(X253)13.6km/L1,740kg
C180セダン(W205)17.3km/L1,490kg
C180ステーションワゴン(S205)16.5km/L1,550kg

車両重量の数値が高い車では、車体になるべく負担をかけない運転方法が大事です。また急発進や急停止の頻度を少なくしたり、車内の荷物を減らしたりするだけでも、燃費を改善できることがあります。

以下の記事では、GLCとGLBの比較情報を解説しています。他車種との比較では、こちらもチェックしてみましょう。

GLCとCクラスセダンおよびステーションワゴンはいずれも定員が5人

GLC200 後部座席

GLCとCクラスのセダン、ステーションワゴンの共通点は、定員が5人であることです。GLCはCクラスがベースなので、デザインや設計の一部が類似し、定員も変わりません。

GLCとCクラスは同じ5人乗りながら、ボディタイプに合わせて車体を使い分けています。

たとえばSUVモデルのGLCは最低地上高を上げ、積載能力を高めています。同じ5人乗りでも車内が快適で、荷物を積み込みやすい設計です。

以上からセダンやステーションワゴンとの比較で、GLCは実用性を重視しています。ただし定員数はCクラスの各モデルと変わらないので、6人以上が安全に乗り込むのは困難です

GLCに適しているドライバーの特徴4つ

GLC200 荷室

GLCに適したドライバーのタイプを4つ紹介します。SUVに走行性能を求めていたり、多くの荷物を積み込んだりしたい方などは注目してください。

スポーティに走れるSUVを求めている人

スポーティに走れるSUVを求めている方には、GLCが向いています。GLCは優雅なシルエットや、力強い加速感などが強みです。

そのためSUVでありながら、スポーツカーのような走りっぷりも期待できます。

なおかつGLCは、SUVとしての最低限の機能が失われていません。重厚なデザインだけでなく、最低地上高を上げて悪路走破性も高めました

通勤や近場へのお出かけで使うのが中心で、たまに旅行やキャンプなどへ行きたい場合は、GLCを柔軟に活用できます。

家族や友人と楽しく使いたい人

GLCは、家族や友人と楽しく使いたい人にも合います。Cクラスのセダンやステーションワゴンと比べて、室内空間に余裕があるからです。

ホイールベースや車高などが高いため、長距離運転でもリラックスしやすいといえます。先進安全運転技術は年式により違うものの、初代から充実しているため、事故対策をしやすい点も強みです。

シートの質感も優れているため、座り心地の良さも見逃せません。旅行やお出かけからの帰りで疲れているときも、くつろぎやすいのがメリットです。

ドライバーだけでなく同乗者の安心も考えるなら、GLCは最適の一台です。

趣味だけでなく日常生活でも使いこなしたい人

GLCは趣味だけでなく、日常生活にもなじみやすい一台です。都会的なデザインにより、オフロード感を強めすぎていないのがポイントです。

そのためスーパーマーケットやショッピングモール、勤務先などへの移動でも違和感がありません

一方でGLCは、アウトドアを中心とした趣味にも向いています。後部座席のシートを折りたためば、ゴルフバッグやスノーボードを載せられる可能性もあります。

荷室に余裕があるため、アクティブなライフスタイルにも合います。見た目と機能性の両立から、GLCは柔軟に活用できるSUVです。

普段から荷物の積み込みが多い人

趣味に関係なく、普段から荷物の積み込みが多い人にもGLCが適しています。GLCはCクラスと比べて、積載能力に優れたモデルです。また同じSUVでも、一回り小さいGLAより荷物を積み込みやすいといえます。

たとえば買い物で荷物が多くなる場合、十分な荷室が求められます。とくに家具や家電製品の場合は、後部座席を折りたたんで載せないと、持ち帰られません。

また配送業務や作業員などとして働いている場合、車の荷室に道具を積み込むケースがあります。仕事で荷物が多くなったときも、GLCの荷室の広さが助かります

まとめ

GLC200 3

GLCはCクラスのセダンやステーションワゴンとの比較で、余裕のあるサイズ感が特徴です。そのためドライバーだけでなく、同乗者も快適に過ごせます。

また洗練された見た目で、多くの人の目を引きやすいのも特徴です。市街地での走りっぷりだけでなく、濡れた路面や未舗装道路を力強く走り抜けられるのもメリットです。

セダンやステーションワゴンより荷室が広いため、荷物の積み込みも助かります。日常生活からアウトドアまで幅広く使えるので、今後もGLCの活躍が期待されます。

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