「GLBの魅力って何?」
「他の車と比べて優れたポイントを知りたい」
このようにGLBが気になる人もいるでしょう。GLBは2020年にデビューした本格派SUVモデルで、アウトドアだけでなく街乗りにも使えます。
今回は他の車種との比較を交えつつ、GLBの特徴を解説します。記事の後半では、GLBに向いている人物像を紹介するので、これを読めば魅力がわかるでしょう。
GLBの特徴は、以下の記事でも確かめられます。
メルセデス・ベンツ・GLBの基本的な特徴5つ

GLBはGLAと共通のプラットフォームを使いながら、7人乗りで独自性をアピールしています。デザインや装備も充実しているため、さまざまな人が安心して使える仕様です。基本的な特徴を以下で5つ解説します。
7人乗りの本格派SUV
GLBは7人乗りのSUVで、家族でのお出かけやアウトドアなどを本格的に楽しめます。7人乗りの乗用車はミニバンに多いイメージで、SUVでは珍しいケースです。
GLBはSUVとしての特別性をアピールしていることから、ファミリー層に合うでしょう。
多くの同乗者が心地よく乗れるように、GLBは各種装備に工夫が見られます。たとえば振動対策として、サスペンションはソフトな仕上がりです。
さらにDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用し、燃費効率の向上やスムーズな加速感に貢献しています。
7人乗りに合わせて、セッティングを工夫しているのがGLBの特徴です。
GLAと共通のプラットフォーム
GLBのプラットフォームは、GLAと共通です。他モデルと設計の一部を同じにすれば、開発を容易にできます。
以上の取り組みで、開発時にコストや資源を節約できるのがメリットです。
一方で5人乗りのGLAと比べ、多くの乗車定員を設けることで、GLBの独自性が生み出されました。
GLAはSUVのなかでもコンパクトなサイズですが、GLBは7人乗りに適応するためホイールベースや全長などを伸ばしています。
GLAの小回りの利きやすさを受け継ぎながらも、居住性や荷室の広さなどを確保しています。
以上からGLBは共用プラットフォームを使いながら、他のSUVと違った魅力を示しています。
スタイリッシュなエクステリアが目を引く
GLBの次の特徴は、上質なエクステリアです。外観は四角に近いものの、メルセデス・ベンツらしい高級感がうかがえます。
SUVの力強さとラグジュアリーなイメージを両立させているため、第一印象は申し分ありません。
SUVらしさのポイントは、樹脂パーツつきのフェンダーアーチです。さらにツインルーバーデザインのフロントグリルも、高級感と力強さを融合させています。
ボディ下部に取りつけたプロテクターで、悪路での走行に備えているのもポイントです。SUVらしいデザインながらも、高級ブランドらしく洗練された見た目です。
モダンなインテリアは居住性に優れている
GLBのインテリアは、上質でくつろぎやすい仕様です。車高に余裕があるため、どのシートもゆったりと座れます。2列目はリクライニング機能があるため、子どもから高齢者までリラックスしやすいといえます。
シートやインストルメントパネル、インフォテインメントなどから、現代的な雰囲気を感じられるのもポイントです。
2020年デビューなので、ラグジュアリーな居心地とともに、未来的な雰囲気も楽しめます。家族で使うときは楽しく、一人か二人でドライブするときは、大人の魅力を味わえる一台です。
先進運転支援システム「ADAS」を搭載
最後のポイントは、先進運転支援システム「ADAS」です。この安全性能は発売当時から、Sクラスと同等とされます。
メルセデス・ベンツは近年、安全性能の強化に力を入れており、2020年発売のGLBにも多種多様な機能を盛り込みました。
たとえば通行人や他の車などにぶつかりそうになれば、状況次第でアクティブブレーキアシストが作動します。
またアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックは、ドライバーがステアリングに手を添えるだけで、自動的な速度調節が可能です。前方の車間距離も適切にキープするため、ドライバーの負担の軽減につながります。
GLBは2023年にマイナーチェンジを迎え、今後はフルモデルチェンジの可能性があります。しかし2020年から販売された前期型でも、十分な安全装備がついているため、多くのドライバーが安心して選べるでしょう。
中古車市場におけるGLBの状況

2023年のマイナーチェンジで後期型が発売されたことを受け、前期型が中古車市場で話題です。白系が人気の一方、他のカラーは相場より安く入手できる可能性があります。
中古車市場におけるGLBの状況を以下で解説します。
中古のGLBの選び方は、以下の記事を参考にしてみましょう。
前期型が人気を集めている
GLBは中古車市場において、前期型が人気です。2023年に後期型が新車市場に並んだため、前期型が新車より安価で買えるようになりました。
状態が良くて、装備の揃ったモデルは、多くのドライバーから関心を集めやすいといえます。
GLBはSUVとして珍しい7人乗りなので、この点も中古車市場では貴重です。ファミリー向けの車を安く買いたい場合、GLBも選択肢に入るでしょう。
数年前に発売されたばかりのモデルなら、走行距離も短いことが想定されます。以上から中古車市場では、良質なGLBを見つけやすい状況です。
カラーによって安く入手できる可能性が違う
同じGLBでも、安価で入手しやすいカラーがあります。とくに赤や青などの原色カラーは、他の色より需要が拡大しにくい性質です。
このような色を狙い、相場より安く手に入れるドライバーもいます。
GLBの場合、人気カラーはホワイトやブラックです。白系は清潔感があり、市街地や自宅周辺の雰囲気にも合いやすいといえます。
しかし人気色は需要が大きいぶん、中古車市場でも高値で取引されることがあります。
一方、GLBに採用されたデニムブルーやギャラクシーブルーなどは、白系より人気になりにくい原色系です。
GLBを安く買いたいと思ったら、色による比較も試してみましょう。
GLBの競合車種とその違いを紹介

GLBには同じブランドだけでなく、他のメーカーにも競合車種が存在します。該当する車種と比較して、GLBの優位性を確かめてみましょう。
メルセデス・ベンツのSUVの比較は、以下の記事でも解説しています。
GLAよりファミリー向きの一台
GLBとGLAは同じプラットフォームを使っていますが、GLBの方がファミリー向きのイメージです。GLAは5人乗りに対し、GLBは3列シートの7人乗りです。
そのため家族や友だちなどで出かけるときは、広々としたスペースを有効活用できます。
GLBは7人乗りに対応するため、GLAよりサイズが大きくなっています。
一方でアウトドアや買い物などで多くの荷物を詰め込む場合、2~3列目のシートを畳んでみましょう。コンパクトサイズのGLAより荷室が広いため、多くの荷物を積み込めます。
GLBはサイズに余裕があるぶん、GLAより実用性に恵まれています。
GLCと比べてもSUVらしさが際立つ
GLBはGLCと比較すると、SUVらしさが際立ちます。GLBは全体的に四角っぽいデザインだからです。従来のSUVのイメージを守っているため、アウトドアが似合います。
一方でGLCは、同じSUVでも都会的な見た目に仕上がりました。シルエットが全体的に丸っぽく、一般的な高級乗用車を意識した造りです。
GLCは5人乗りなので、どちらかというと通勤や近場でのお出かけに適しています。GLBの方が力強いデザインで、アウトドア志向の注目を集めやすいモデルです。
GLBとGLCの違いは、こちらの記事でも紹介しています。
アウディ・Q3との比較では居住性に優れている
アウディ・Q3とサイズで比較してみると、GLBの方が居住性に優れています。前期型GLB180「X247」と先代Q3 1.4TFSI「8U」を例として、以下の表を確かめてみましょう。
GLB180(X247) | Q3 1.4TFSI(8U) | |
全長 | 4,640mm | 4,385mm |
全幅 | 1,835mm | 1,830mm |
全高 | 1,700mm | 1,595mm |
ホイールベース | 2,830mm | 2,605mm |
GLBはあらゆる面で、Q3よりゆとりがあります。たとえば全長の数値が大きいことで、ドライバーだけでなく同乗者もリラックスしやすいといえます。
さらに全高にも恵まれているため、圧迫感を覚えにくく、ストレスが溜まりにくい仕様です。Q3との比較から、快適な車内空間がうかがえます。
BMW・X3より軽くて走りやすい
BMW・X3との比較では、GLBの動力性能の高さがわかります。走りやすいSUVの条件のひとつが、車両重量の軽さです。
たとえばGLB180「X247」なら1,620kgで、類似モデルのX3 xDrive20d「F25」の1,860kgを240kg下回る数字です。
車両重量が軽いほど、ドライバーにとってはコントロールしやすいといえます。また燃料も減りにくいため、給油の頻度を少なくできるのもメリットです。
SUVとしての実用性だけでなく、維持費の節約の観点からも、GLBは優秀です。コストパフォーマンスの高い輸入SUVを求めるなら、選択肢に入りやすいといえます。
GLBに向いている人のタイプ

国内流通のSUVのなかで、GLBは珍しい7人乗りなので、ファミリー層が使いやすいといえます。また洗練された見た目が好きだったり、アウトドア志向が高かったりする人などにも向いています。
GLBが合う人のタイプを以下で解説します。
以下の記事では、GLBのサイズをシーン別に解説しているので、適切に使うための参考にしてください。
家族や友だちでのお出かけが多い人
家族や友だちをよく乗せる場合は、GLAやGLCよりGLBが適しています。SUVはミニバンより動力性能に優れる傾向です。なおかつGLBは7人乗りなので、ファミリーカーとしての実用性が高いといえます。
たとえば3世代で暮らしていたり、子どもの数が多かったりする場合は、5人乗りより7人乗りがおすすめです。3列目シートを使えるだけでなく、ゆとりのある居住性でドライブを楽しめるからです。
家族だけでなく、会社やプライベートの仲間を大勢乗せるときも、GLBの広々としたスペースが役に立ちます。
このように7人乗りSUVは、さまざまなシチュエーションに適応できます。
ラグジュアリーなSUVを求めている人
実用性の高さだけでなく、見た目にもこだわる場合は、GLBが選択肢です。GLBは伝統的なSUVらしいデザインですが、高級感も合わせもっています。
四角いシルエットながら、素材や各パーツが洗練されたデザインだからです。
2020年発売なので、現代的なインテリアも楽しめます。シートやインストルメントパネルなどから、おしゃれな雰囲気を感じられるのがポイントです。内装にこだわる人なら、GLBを魅力的に感じられる場合があります。
GLBの内装を楽しみたい方は、以下の記事でアンビエントライトについてもチェックしてください。
アウトドア志向の高い人
アウトドア志向の高い人にも、GLBが適しています。このモデルは7人乗りですが、2~3列目のシートを倒せば荷室容量を増やせる仕組みです。
以上からサーフボードやゴルフクラブ、小型マウンテンバイクなどの長尺物を載せられる場合があります。
倒したシートは、車中泊にも活用できる仕組みです。キャンプだけでなく、災害時に睡眠を取るのにも、GLBの荷室が役に立ちます。
車高に余裕があることから、小さな子どもなら立ったまま着替えられるのも魅力です。
GLBは全長に余裕があるため、スポーツやキャンプなどの趣味に活かしやすいといえます。
走りやすい本格SUVがほしい人
走りやすいSUVを求める方も、GLBに注目してみましょう。Q3より室内空間に余裕がある一方、X3との比較では車重が軽いといえます。
またコンパクトSUVのGLAと共通のプラットフォームなので、小回りの利きやすい設計です。
たとえばカーブの多い一般道でも、スムーズに走れます。そのためアウトドアだけでなく、通勤や子どもの送り迎えでも使いやすい一台です。
走行面で優れた条件が揃っているため、街乗りでも扱いやすいといえます。
まとめ

GLBは、GLAとGLCの中間に位置づけられています。しかし7人乗りというオリジナリティがあるため、実用性に優れたモデルです。
たとえば家族で使うときは、GLBでドライブを楽しめます。くつろぎやすい居住性なので、ドライバーだけでなく同乗者も快適です。
マイナーチェンジを一度経験しているため、中古車市場ではX247の前期型を安く買える可能性があります。今後は新車だけでなく、中古車市場でもGLBが注目を集めそうです。
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