「GLEってどんなモデル?」
「サイズや性能などの特徴を知りたい」
このように、GLEに興味のある方もいるでしょう。
GLEは高級感と重厚さを両立したデザインで「プレミアムSUV」という地位を確立しています。SUVとしての利便性だけでなく、ステータス性を求める人に適したモデルです。
今回はGLEの特徴について、他のSUVとの比較を交えながら解説します。記事の後半では、GLEの運転に適した人を紹介するので、どのように使えば便利かもわかります。
GLEとは?基本的な特徴を解説

GLEはメルセデス・ベンツを代表するプレミアムSUVとして、新車や中古車市場で活躍しています。
充実したインテリアや安全装備などが特徴で、ハイクラス志向の顧客層に適したモデルです。基本的な特徴を以下で4点解説します。
重厚さと豪華さを融合させたプレミアムSUV
GLEはSUVらしい重厚なデザインに豪華な装備を使っていることから、一部メディアで「プレミアムSUV」と紹介されています。2015年1月に、前身モデルのMクラスの後継車種として誕生しました。
エクステリアはSUVらしい力強さだけでなく、スムーズなシルエットでスポーティな一面もアピールしています。インテリアの高級感も相まって、洗練されたモデルに仕上がりました。
当時の最新型トランスミッションである「9G-TRONIC」や、高水準の安全装備などにより、あらゆる環境で走りやすくなっています。
メルセデス・ベンツにはセダンスタイルの「Eクラス」があり、そのSUV版としてGLEが活躍中です。Eクラスに負けないほどの上品なスタイリングに、SUVとしての力強さや実用性が加わっています。
上質なインテリアでくつろぎやすい
GLEの強みのひとつは、上質なインテリアです。シートの素材には高級感があるため、ラウンジでくつろいでいるような感覚を味わえます。長距離運転時もリラックスしやすく、ストレスがたまりにくい仕様です。
SUVのなかでもサイズが大きいため、開放的な空間を楽しめます。各シートの座りやすさも相まって、家族や友人たちが快適なドライブを楽しみやすいといえます。
荷室にも恵まれているため、買い物や旅行で荷物が多いときも助かるでしょう。このようにGLEはゆとりのある車内空間で、優雅なカーライフを楽しめます。
充実した安全装備で事故対策がしやすい
GLEは本格的な安全装備で、事故のリスクを軽減しやすいといえます。グレードや年式によって装備の内容は異なるものの、初代から本格的な安全対策が施されています。
メルセデス・ベンツは、1939年から安全技術の開発に注力してきました。長年積み重ねてきた技術により、現代では事故対策の面で世界の自動車業界をリードしています。
こうした背景から、GLEを含む2010年代のデビューモデルには、ハイレベルな安全運転支援技術が盛り込まれてきました。
一例としてW166型GLE350d 4MATICにも、衝突被害軽減ブレーキやクルーズコントロールなどが標準装備されています。高速道路の走行時や駐車時など、さまざまな状況での事故対策が可能です。
2019年から2代目が日本市場に投入される
GLEは2019年から2代目「W167」が日本市場に投入されました。エクステリアやインテリアのデザインが変わり、話題を集めています。
インフォテインメントや安全装備も進化しており、ドライブの楽しみ方が多様化しました。
新車市場でW167が活躍する一方、中古車市場では初代のW166が一部ユーザーから注目されています。
初代は2015年にデビューしたため、十分なポテンシャルや安全装備が強みです。さらに見た目からは、現行車と変わらない魅力も感じられます。
洗練されたモデルながら、新車より安く入手できる可能性があるため、中古のGLEも見逃せません。
迫力のある見た目がユーザーの心をつかむ
GLEの購買者には、迫力ある見た目に注目する方がいます。ワイドなボディサイズが、欧米で見られる大型SUVを連想させるからです。
現代社会のグローバル化もあり、欧米への憧れからGLEを選ぶ方も見られます。
GLEは幅が広いため、狭い場所の運転では窮屈に感じるかもしれません。
たとえばW166型のGLE350d 4MATICは1,935mmあるため、路地や駐車場では操作しにくいイメージです。
しかし大通りや高速道路では、ダイナミックなボディを心地よく飛ばせることから、優越感を楽しめる場合があります。
こうした背景からGLEは高級車らしさだけでなく、大きさも魅力です。
GLEのスペックは?メルセデス・ベンツの類似車種との違いを紹介

GLEはワイドなボディや優れた走行性能などがポイントです。よく似たモデルのGLCやGLSとの比較を通し、さまざまな特徴を見ていきましょう。
メルセデス・ベンツのSUVの比較情報については、以下の記事も参考にしてみてください。
ダイナミックなサイズだがGLSよりは小さめ
GLEは、GLCと比べて一回り大きなボディです。しかしGLSとの比較ではやや小さく見えます。以下の表で、各先代モデルのサイズを比べてみましょう。
| W166(GLE350d 4MATIC) | X253(GLC200スポーツ) | X166(GLS350d 4MATIC) | |
| 全長 | 4.825mm | 4,670mm | 5,130mm |
| 全幅 | 1,935mm | 1,890mm | 1,935mm |
| 全高 | 1,795mm | 1,645mm | 1,850mm |
| ホイールベース | 2,915mm | 2,875mm | 3,075mm |
たとえばW166型のGLEは、X166型のGLSより全長や全高などの数値が小さいといえます。しかしX253型GLCとの比較では、余裕のあるサイズ感です。
上記の比較を見る限り、GLEは優れた居住性が見込まれます。乗っているときは開放感を覚えやすく、長距離運転でもくつろげるでしょう。
荷室容量は最大2,000Lを上回る
GLEの荷室容量は、2,000Lを上回ることがあります。こちらもGLCやGLSと比較してみましょう。
| 荷室容量(後部座席を立てた場合) | 荷室容量(後部座席を倒した場合) | |
| W166(GLE350d 4MATIC) | 690L | 2,010L |
| X253(GLC200スポーツ) | 550L | 1,600L |
| X166(GLS350d 4MATIC) | 680L | 2,300L |
GLEの最大荷室容量は、GLCを400L以上上回ります。そのため後部座席を倒せば、マウンテンバイクやゴルフバッグなどの長尺物を収められる可能性があります。
GLSとの荷室容量の比較では、後部座席を立てた状態で10L多い状態です。後部座席を倒した状態ではGLSが上回るものの、GLEでも十分な積載能力を発揮できます。
GLEは普段使いだけでなくアウトドアや旅行、引越しなどにも役立つSUVです。
走行性能はGLSとほぼ同じスペック
GLEの走行性能は、GLSとほぼ同じ水準です。以下の表では排気量や最高出力、燃費などを比べてみました。
| W166(GLE350d 4MATIC) | X253(GLC200スポーツ) | X166(GLS350d 4MATIC) | |
| 排気量 | 2,986cc | 1,991cc | 2,986cc |
| 最高出力 | 258PS/3,400rpm | 184PS/5,500rpm | 258PS/3,400rpm |
| 最大トルク | 620Nm/1,600rpm | 300Nm/1,200rpm | 620Nm/1,600rpm |
| 燃費(JC08モード) | 12.9km/L | 13.5km/L | 12.4km/L |
GLEとGLSは、同じ350d 4MATICモデルなら排気量が同じです。そのため最高出力やトルクも変わりません。
しかしJC08モードの燃費では、GLEがわずかに優勢です。GLSよりボディサイズが小さめなのでコントロールしやすく、燃費も浪費しにくいからです。
GLEは、GLCとの比較で優れたパワーを発揮しやすいといえます。燃費ではGLCが優勢である一方、GLEは大通りや高速道路などでの加速力が優れています。
GLCやGLSより小回りが利きやすい
GLEは、GLCやGLSより小回りが利きやすい仕様です。以下の表では、各モデルの最小回転半径を比べています。
| 最小回転半径 | |
| W166(GLE350d 4MATIC) | 5.5m |
| X253(GLC200スポーツ) | 5.7m |
| X166(GLS350d 4MATIC) | 5.7m |
GLCやGLSが5.7mなのに対し、GLEは5.5mにとどまっています。最小回転半径は小さい方がコントロールしやすく、取り回しが優れた仕組みです。
そのためGLEはワイドなボディながら、ハンドリングの効率が良いといえます。駐車場でも切り返しが簡単で、市街地や山道でのコーナリングもスムーズです。
このようにGLEはメルセデス・ベンツのSUVのなかでも、実用性と走りやすさを両立しています。
GLEの他ブランドの競合車種は?

GLEの競合車種として、メルセデス・ベンツ以外では以下の車種が挙げられます。
- レクサス・RX
- BMW・X5
- レンジローバー・スポーツ
- ボルボ・XC90
上記の4車種に共通するのは、GLEと同程度のワイドなボディです。メーカーにより特色が違うものの、それぞれ高級感のあるスタイリングも見逃せません。
たとえばRXは、高級車らしい乗り心地を味わえるSUVとして、GLEの競合になりえます。X5の競合の理由は、ダイナミックなボディと力強い走行性能を両立している点です。
レンジローバー・スポーツは、スポーティな走行性能とラグジュアリーなスタイルが印象に残ります。XC90はボルボのSUVのなかでもサイズが大きいことから、GLEのライバルにふさわしい一台です。
さまざまな理由から、多くのSUVがGLEと競合しています。しかしGLEは優雅なスタイルや実用性、走りやすさなどから、競合に負けないほどの支持を集めています。
GLEに適している人

GLEは、SUVとしての実用性やパフォーマンスの高さを求める方に向いています。また高級志向があるドライバーにも適したモデルです。GLEを使いこなせる人物像について、以下で4タイプを紹介します。
実用性と高級感の両立を求める人
実用性と高級感の両立を求めるなら、GLEが向いています。メルセデス・ベンツSUVのなかでは、GLAやGLCなどより積載能力が優れているからです。
室内空間でも開放感を味わいやすく、上質なシート素材もポイントです。そのため高級志向のある方が満足しやすいといえます。
エクステリアもスムーズなシルエットや、伝統のエンブレムをあしらったフロントグリルなどが豪華なポイントです。GLEは実用的な高級SUVとして、今後の活躍が期待されます。
力強い走行性能を求める人
SUVに力強い走行性能を求める場合も、GLEが選択肢です。
一例としてW166型GLE350d 4MATICの場合、3Lクラスのエンジンから258PSの最高出力を生み出します。重厚なボディでありながら、スピード感にあふれているのが強みです。
GLEのハイレベルな走行性能は、発進のしやすさでわかります。青信号からの再発進時や、駐車場から出るときは、心地よい加速感に期待できます。
交通量の少ない道路や高速道路などでも、優れた乗り心地を楽しめるモデルです。
SUVとしての機能性を保ちつつも、ハイパフォーマンスを味わいたいドライバーなら、GLEで満足できる可能性があります。
SUVらしく重厚な見た目が好きな人
重厚な見た目を好む場合も、GLEがふさわしいといえます。ラグジュアリーな雰囲気をもちながら、ワイドなボディで力強さもアピールしているからです。
堂々としたスタイリングなので、オフロードや高速道路などを豪快に駆け抜けられます。
近年はメルセデス・ベンツでもGLAやGLCといった、街乗り向きのSUVが注目されはじめました。このようなモデルは小さめのサイズで、スマートな走りが特徴です。
しかしGLEは高級感と重厚さを両立した見た目で、ドライバーの心をつかんでいます。スポーティな走行もできるため、迫力のあるドライビングが可能です。
ゴルフやキャンプなどの趣味に使いたい人
ゴルフやキャンプなどの趣味がある方にも、GLEが適しています。荷室容量が広く、後部座席を倒せば長尺物を積み込みやすいからです。
スポーツやアウトドアでは、さまざまな荷物が想定されます。しかしマイカーの積載能力が足りず、積み下ろしや持ち運びに苦労する方も見られます。
しかしGLEの積載能力なら、さまざまな長尺物への対応が可能です。一台で十分な荷物を積み込めるため、趣味に使いやすいといえます。
まとめ

GLEはメルセデス・ベンツの本格派SUVとして、新車だけでなく中古車市場でも支持を集めています。
SUVとしてのワイルドな一面を持ちながら、ラグジュアリーな装備を揃えているのが魅力です。実用性だけでなく優れた走行性能、上質なインテリアなど、さまざまなメリットが揃っています。
高級感のあるSUVでさまざまな場所に出かけたい場合は、GLEがふさわしいといえます。
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